エアコンの取付けや、エアコンの取り外し、ガスチャージのご依頼も増える時期です。
でも、ご依頼を頂くたびに、 あーあっ; ̄ロ ̄)!!
と、気持ちが痛むこともけっこうあるんですよ。
その一番の種はガス漏れ。
なんでや!と言いたくなることがしばしば。。。
僕が知っている限りだと、原因は大きく3つありますね。 ちょっと専門的かもしれないけど。

1:赤い矢印のボルトしめつけ不良。
2:延長ホースのつなぎ目
3:プロでも知らない意外とあるある
青いドレンキャップの締め付け
4:詐欺
まっ、おおざっぱにこの4タイプぐらいですね。
1番なんですけど、一般の人がYouTubeとか見て、自分で作業やっちゃう起用な方もいっぱいいらっしゃるんですけどね。
自分でやろうとしている方の多くは、「業者だと高いから」と言って、
ようするに、高価な工具を買う気になれない人が多いからです。 気持ちはわかるけどね。
すごい人は真空抜きもしないで、ペンチでゴリゴリ締め付ける人もいたりするんですよ。たまにですけどね。 ま、実はそれでも冷えちゃいますけどね。 (;^_^A
でも真空抜きしないと危ないので理由はまた別の機会に書きますね。
本当は指定のトルクレンチってやつで、規定の力で締め付けないと駄目なんですよ。

←こんなやつね。
2N・mとか9N・mとかトルクってやつが書いてあるレンチです。
僕の経験だと、締め付けすぎは意外と大丈夫。ヘタにエアコンの室外機を動かさない場所なら、パイプに亀裂が入らないですからね。
でも締め付け不足は厄介です。
プロでも知らない。
でも、上の写真の赤い部分のボルトって、2分ボルトとか職人さんは言うのでうけど。
専用のトルクレンチで設定された2N・mだと、ちょっとパワー不足だと思うんですよ。
だって、業者がやった結果のガス漏れは必ずこっち側が圧倒的に多いんです。
太いほうの3分銅管と比率で厳密に計算をするとですね、、、規定トルクよりも1/8~1/16回転ほど増し締めをして調度いいのではないかな?と思うんですよ。
いい加減な事は言いたくないので、専門知識のある人はぜひ計算してみて下さいね。
sqrt(N)*εp = C・・なんちゃらって方程式使ってね。
工業系の学生さん、よろしくコメお願いします。
それに、取り付け口に専用の漏れ止め液をケチって塗らない業者さんもいます。
専用液が高いと思うなら、僕の経験だと、ワセリンとか、車用のグリスなどが代用として、塗らないより塗った方が良いと思いますがね。 薄くぬってね。
まあ、ちゃんとした道具と知識を備えたプロにお任せするのが一番ですよ。
プロでもやっちゃう意外な見落としと冷媒ガス漏れ事故
青い矢印のところですけどね。ガスを送るための開閉ボルトがあるんですけど。
そこの中身のガスケット(パッキン)って、自然劣化するんですよ。
それを経験の浅い業者さんは、このドレンキャップをしっかり締め付けないんです。
新品でもわからないぐらいに漏れているエアコンもありますからね。
これはやっかいで1年で10%ぐらいしか抜けないから、調度補償が切れる3年後ぐらいに冷えなくなるんですよ。
手でまわしておしまいじゃなくて、ここにもしっかり漏れ止め液とかつけて、しっかり締めなきゃ駄目だと思いますけどね。 これもメーカーのマニュアルには書いていないけど。
現場の意見ね。 現場の職人の意見は大抵、当たってますからね。
誰も気が付かないエアコンガスチャージ詐欺
お客様のところに行って、これがいちばん心が痛みますね。
「毎年業者さんが親切にガスをチャージしてくれるんですよ。」・・ってコメント。
あーあっ; ̄ロ ̄)!! って感じです。
上の説明を良く考えてみてもらえばわかるけど、ちゃんとした工事をしたエアコンのガスは、半永久的に漏れません。
とにかく、漏れているのは、故障!
って、覚えておいてほしいですね。
それなのに、ガスチャージ詐欺師は、消費者の心理をうまく利用して、
「車のタイヤだって、長く使っていると自然と空気が減りますよね。 1年に1回はガスチャージしておけば、良く冷えるし、故障のリスクも減りますよ。」
まっこんな感じです。
僕の場合、1年に1回ぐらいこういう話を聞きますね。
皆さん、気をつけてくださいね。 入れすぎて大爆発。しっぺがえしをくらった悪徳業者も
けっこういるみたいですからね。
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